ビーズ針に糸が通らない時の解決方法
ビーズ針は、すごく細い針ですよね。
ビーズステッチやビーズ刺繍をする際に、針穴に糸を通すのに時間を掛けてしまったり、歯痒い思いをしたことはありませんか?
過去に「私にはビーズワーク向いてないんじゃないか…」と思うほど糸通しに苦戦した私から、
ビーズ針に糸が通らない時の解決方法や、糸の通し方のコツを紹介します!
ビーズ針の糸通しのコツ
1 糸通し器(スレダー)を見直す
絹針用のスレダーを使っていますか?
スレダーの輪っかの針穴に通す部分を「ピアノ線」と言います。
スレダーには、ピアノ線が太い「手縫い針用」と、細い「きぬ針用」があります。
きぬ針用のスレダーはピアノ線が細く、ビーズ針の糸通しに使える場合があります!
スレダーが対応できるビーズ針は、製品によりますが11号までが限界と思います。
※スレダーを引き抜く際に、強い力を加えないでください。
スレダー比較
シルク針用には、SILKの文字があります。
ピアノ線の太さは、肉眼では差がないように見えます。
○縫い針用のスレダーを、10号ビーズ針に使ってみる
針穴が小さく、通りませんでした…。
○きぬ針用のスレダーを、10号ビーズ針に使ってみる
通りました!!
ほんの少しだけ引っ張りますが、安心してスレダーを引き抜けます。
お手持ちの10号や11号ビーズ針を、きぬ針用のスレダーで糸通しを試す価値はあると思います!
2 糸の種類を見直す
ビーズワークされている方なら、ビーズステッチ用の糸をよく使われていると思います。
ビーズステッチ用の糸は細く弾力があり、糸通ししやすいです。
もしミシン糸などを使っていて糸通しに時間をかけてしまっているのなら、
糸をビーズステッチ用に変えてトライしてみてください!
TOHOのビーズステッチ専用糸がおすすめですです。
[BE001]MIYUKI ミユキビーズステッチ糸 全18色[RPT]
こちらの製品は、豊富なカラー展開のビーズステッチ専用糸の、セット販売です。
ビーズワークは基本的に、ビーズの色に合わせた糸を使用するので
一度に何色もセットになっているこちらは、初心者さんに必須と言って良いほどかなりおすすめです。
ビーズに合った色の糸を一つ一つ購入すると、色によっては糸が多量に余ってしまうことも…。
こちらのセットを使いながら必要な色の糸を随時買い足すと、無駄の少ないお買い物になりますよ!
3 針穴への通し方の工夫
ビーズステッチ用の糸を、ビーズ針の針穴に通すコツを紹介します。
よくある縫い針に糸を通すなら裏技があったり、片手で糸通しできるような画期的アイテムがあります。
しかし、ビーズ針には画期的な糸通し方法は正直無いです……。
それでも少しの工夫でビーズ針に糸通しが楽になるので、紹介しますね!
ビーズステッチ用の糸の切り口を斜めに切る
手縫い針の糸通しでも、糸口を斜めに切りますよね。
ピーズ針も斜めにカットし、細くなっている先端から針穴に入れると、糸が針穴で潰れることなく入りやすいです。
糸の先、2から3mmを持つ
ビーズステッチ用の糸はハリがありますが、糸をかなり短く持つことで、より糸がピンと張って針穴に通しやすくなります。
糸を左手に持ってみる
右利きの方なら糸を左手に、針を右手に持ちます。
何故か、糸を左手に持ったほうが針穴に糸を入れやすいんですよね。
個人差はあるかもしれませんが、いつもの持ち手と逆にして試すのもオススメです。
4 最後は練習あるのみ
私がビーズ刺繍を始めたばかりのころ、11号の針穴にも糸を入れることが出来ませんでした…笑。
私は手先の細かい作業が得意ではないので、ビーズワークが私には向いてないんじゃないかと思った程、糸通しにほんと苦戦しました。
しかし、何度かビーズ針の穴糸を通していると、
「今日は早く糸を通せたな…」と思うことが多くなり、
今では糸通しに自信を持てるようになりました。
どうしても糸通しが上手くいかない…最終手段!
Amazonでよく販売されている、
2本の細い針がくっついた、穴が大きく中心に空いているタイプのビーズ針を使います!
松の葉の両端を留めたような針です。
これで間違いなく誰でも、時間をかけずに糸通しができます!!
ビーズワークは楽しい時間にしたいですし、
糸通しに時間や労力を掛けたくない方にオススメです。
まとめ
・ビーズ針が10号前後なら、きぬ針用の糸通し器を使ってみる。
・ピーズ針にきぬ針用の糸通し器が入らないなら、糸の持ち方などの工夫を。
・糸通しにかかる時間や労力を最大限省きたいなら、穴が大きく中心に空いているタイプのビーズ針を使う。
スルリ…と針穴に糸を通して、空いた時間を有意義なビーズワークにしましょう!